UTLIMATE、ライカの故郷ウェッツラーを行く その2

UTLIMATE、ライカの故郷ウェッツラーを行く その2

本サイトでコラムを書いているライターの井上です。

カメラ好きの視点でつづるULTIMATEシリーズのインプレッション。今回はウェッツラー編の続きをお送りしたいと思います。

“ライカに相応しいカメラバッグ”を標榜するCREEZANのULTIMATE。そのコンセプトどおり、ライカを持って訪れる場所として最も相応しいのはライカの故郷、ドイツのウェッツラーではないだろうか? そんな妄想が現実となり、すっかり身体に馴染んできたツインポケットショルダーにライカを入れてウェッツラーまで行ってきました。

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前回のブログは古い欧州の佇まいを感じさせる場所からお届けしましたが、今回は極めてモダンな雰囲気ですよね。カフェ・ライツ。ライカを作った創業者の名前を冠したカフェがウェッツラーにあります。所在地はライツパーク。すなわちライカカメラ本社の敷地にあるカフェなのです。もちろん社員や関係者などでなくても営業時間であれば自由に入店可能です。

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今回ウェッツラーを訪れたのは、ライカの新製品M10の発表会を取材するという目的でした。“ザ・カメラ”を標榜するM型デジタルの新鋭機は、何とフィルムカメラのM型ライカとほぼ同じ薄さに仕上げられています。今までのM型ライカと同じ握り心地であることを、世界各国から訪れたライカファンは大いなる共感と賛辞を持って受け入れているのが印象的でした。

詳しくは Pen Online の記事で
http://www.pen-online.jp/feature/product/leicam10/1/

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世界各国から訪れた人々というのは、具体的にはこんなイメージです。発表会という晴れがましいシチュエーションで、場所はライカの総本山となるとカメラバッグにもそれなりの品位が求められます。ここにワックスまみれのコットン生地で粗く縫製されたアメリカ製品を持ち込むのはコーディネートとしては相当な高等テクニックになります。その点ULTIMATEなら、ごく自然に場の雰囲気に馴染み、堂々と振る舞えるのです。上質なシュリンクレザーと手抜かりない仕上げのバッグの成せるワザですね。

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「そのバッグ、いいですね」と何人から声をかけられたりして気分も上々。ライカ本社の前にULTIMATE とライカを置いて記念撮影です。滞在中の短い時間、ラッキーなことにライカM10をお借りすることができたのですが、ULTIMATEへの収まり具合はフィルム機のM型ライカとまったく同じフィーリング。機種が新しくなるたびにカメラのサイズがどんどん大きくなっていくのが常識みたいな世の中で、ライカのものづくりの姿勢には感心させられます。

*ツインポケットショルダーのインプレッションは本稿で終了です。次回から新たなアイテムに切り替わりますのでお楽しみに。

ULTIMATE TWIN POCKET SHOULDER
リンク:
http://www.creezan.com/collection/ultimate/twin-pocket-shoulder.html

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ガンダーラ 井上

ガンダーラ 井上

ライター。1964年 東京・日本橋生まれ。早稲田大学社会科学部卒。松下電器(現パナソニック)宣伝事業部に13年間務める。在職中から腕時計やカメラの収集に血道をあげ、2002年に独立し「monoマガジン」「BRUTUS」「Pen」「日本カメラ」「ENGINE」などの雑誌やウェブの世界を泳ぎ回る。著作「人生に必要な30の腕時計」(岩波書店)「ツァイス&フォクトレンダーの作り方」(玄光社)など。
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