皆様、こんにちはCREEZAN生産責任者の玉那覇です。
今回も普段作っているCREEZANの製作の現場から少しマニアックな豆知識を紹介したいと思います。
鞄づくりで欠かせない道具の一つにミシンがあります。特に革や厚手の生地を縫製するために必要なミシンは重工で力が強いモーターでガツガツと縫っていきます。今回はミシンに使う”押え”のことを紹介したいと思います。ミシンの押えは縫製するパーツや素材など様々の状況に応じて取り替えて使います。実際にサンプルや生産時は多いときで100回以上押えを交換します。少しめんどくさい気もしますが適材適所で”押え”を変えることで鞄の仕上がりが本当に良くなりなります。
普段は平らなところをメインに縫製する写真①のような抑えを使います。抑えは写真のように中押え(左)と外押え(右)の2種類をセットして使います。
写真①
平らな普通押え
このような基本的に使う押えの他にも下の写真②のように何種類もの押えを使って鞄を作ります。
写真②
ここに写っている押えは一部になりますが縫製箇所や状況に応じて使うためかなり多種にわたります。押えを変えることで縫製する革や生地に傷を付けずしっかり糸を締める役目も果たしております。また常備している押えでも対応できない場合は写真③のようにその度に別注で作ったり自作することも多くあります。
写真⓷ 丸手用外押え
今回写真に撮ったミシンの押えはかなり旧式のJUKI製の総合ミシンに使用する押えですがその他通常使用する平ミシンの押えなど合わせると種類がとてつもなく多く必要な時に探す作業が大変です。そのため整理整頓が本当に大切です。このように上から見てすぐにわかるのが重要です。ここまで多いと数年に一度しか使わないものもありますが全部ひとつずつ違う”ミシンの押え達”は職人にとって愛着のあるコレクションのような感じです。
このような押えを使うことで写真⓸のような革に肉盛りを付けたり、丸いハンドルを作ったりいろいろな加工ができます。
写真⓸ 革肉盛り・丸手ハンドル
CREEZANの鞄はこうした地味で目立たない職人の手作りの道具を活かして作っております。さらに愛着をもって使って頂けるとうれしいです。
また今後もマニアックな職人目線でのブログを書く予定です。
それではまた次回もおたのしみに!
9ree3
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