ULTIMATEの使い心地 (ツインポケットショルダーバッグ)-4-

本サイトでコラムを書いているライターの井上です。

カメラ好きの視点でULTIMATEシリーズのインプレッションをあれこれ感じるままに書かせていただいております。その4回目は、ひきつづきTWIN POCKET SHOULDERについて。

12月に発売の某メンズファッション誌で、ラグジュアリーカメラなる特集に原稿を書かせていただきました。担当のファッションディレクターの方は、最近ライカを手にしてその魅力にハマってしまった模様です。実際に欧州のコレクション会場やその周辺などではライカで撮影している人々を良く見かけるとか。特集の後半で登場するカメラの選定などもお手伝いしたのですが、現行品に加えてクラシックなモデルも紹介することになりました。

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厳選3機種となると、ライカ、ローライフレックス、ハッセルブラッドという布陣にすれば盤石であると思います。この提案はそのまま採用となり、スタイリストさんが東京の中古カメラ屋さんを巡って借りてくるのも面倒でしょうから、ボクの個人所有物を使うことになりました。

ライカ、ローライフレックス、ハッセルブラッド。この3機種を同時に持ち歩く経験は今までなかったのですけれど、この3台で写真を撮るのではなく、この3台の写真を撮ってもらうべく都内のスタジオへと地下鉄で移動してハンドキャリーすることになりました。で、どんなバッグで運ぶかが問題です。

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そこでTWIN POCKET SHOULDERに収めてみるとピッタリなのでした。いうなれば、世界3大カメラの詰め合わせですね。背丈に余裕のあるデザインなので6×6判の二眼レフであるローライフレックスは立てたまま収納可能。6×6判の一眼レフであるハッセルブラッドは、レンズを上にしてスッポリ収納。その間にライカのボディを差し込んで、交換レンズはサイドポケットへ。

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このバッグ、見た目よりたっぷりカメラが入ります。容量的には余裕ですが、質量としては過積載ぎみなのか、コットンテープ製のショルダーストラップはピン!と張りつめた感じでスタジオへと移動したのでした。持っていったカメラ3台もさることながら、ファッションディレクターの方が「それ、いいバッグですね。どこのですか?」と興味しんしんの様子。何だかプロの人に褒められるのって、いい気分ですね。

ULTIMATE TWIN POCKET SHOULDER
リンク:
http://www.creezan.com/collection/ultimate/twin-pocket-shoulder.html

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ガンダーラ 井上

ガンダーラ 井上

ライター。1964年 東京・日本橋生まれ。早稲田大学社会科学部卒。松下電器(現パナソニック)宣伝事業部に13年間務める。在職中から腕時計やカメラの収集に血道をあげ、2002年に独立し「monoマガジン」「BRUTUS」「Pen」「日本カメラ」「ENGINE」などの雑誌やウェブの世界を泳ぎ回る。著作「人生に必要な30の腕時計」(岩波書店)「ツァイス&フォクトレンダーの作り方」(玄光社)など。
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