SHOPBAGS ヌメ革編

(株)中村千之助商店

1920年東京浅草で革の製造(タンナー)皮革販売業として創業。

約100年もの間革を扱っている老舗の革屋さんです。

以前バッグの企画をしているときに、中村千之助商店さん(以後NAKASENさん)に

救いを求めてうかがってきました。

NAKASENさんは主にタンニン系の革を得意とされている革屋さんです。

タンニン系の革は使っていくと色が濃くなったり

艶が出てきたりと革好きの人にはたまらなエイジングが楽しめます。

ただ単純にタンニンの革を使うのではなく

品質、革の厚み、革の表面感などこだわりたいところはこだわりたい、、、

そんな想いでNAKASENさんにて打ち合わせをしてきました。

近年、厚い原皮(3,0mm以上)がなかなか安定して手に入らないといろんな革屋さんから

話しを聞いていたので、希望している革が手に入るか不安でしたが、

タンニンの厚口の革に強いNAKASENさんには希望に近い革を作って頂きました。

注文内容は

表面の肌目は滑らかで、厚みが3,0mm以上あるのに硬すぎないでしなやか

ハンドルの裏は肌に触れるところなので裏処理という加工をして滑らかにしてほしいと希望を出しました。

画像のバッグのハンドル部分(薄いベージュ色の箇所)などポイントとして使っています。

こういう厚みのある革は硬くなりがちのものが多いのですがNAKASENNさんの革は硬くなくしなやかです。

しなやかなのに革が伸びにくいというところもポイントです。

裏側は希望通り、裏処理加工しているので触り心地がなめらかです。

使っていくうちに色が茶色に経年変化していくので使い込んで自分仕様にしてみてはいかがでしょうか？

NAKASENさん展示場画像

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Climber's Lodge （CREEZAN公式Blog）