社長の西田です。
3月に「重大発表!直営店オープン」のブログをアップしてから3か月がたちました。激動の3か月でしたが、無事にプレオープン、グランドオープンを盛況のうちに終えることができました。
その間にこのブログで当社の関岡、野勢やライターのガンダーラ井上さんが蕎麦猪口やSHOP限定バッグ、CAFÉ、BAR があることなど色々紹介したので、今回私は看板についてお話しいたします。
当初、計画の段階で看板は英字で “CREEZAN” と書くだけでした。さて契約も終わり工事に着手していた頃だと思いますが、そのときに建設会社の担当者からこの地域には景観条例があることを聞かされました。
私「景観条例ってなに?」
担当者「この地区の景観を守るために審査会があってそれに通らないと看板出せません」
私「通る通らないの審査の基準は?」
担当者「和風であること」
私「えっ???」
こんな会話だったと思います。英字の “CREEZAN” が和風であるはずもなく絶句でした。
2~3日ぼんやりと考えていました。一回ダメもとで審査会に出してみようか?それともひらがなで“くりいざん”にしようか?(笑)
いつも以上にぼんやりしていた布団の中でした「そうや!CREEZANを習字で書いてみたら和風やん‼」そしたらなんか宿題をやり終えたあとみたいにすぐに眠りに落ちてました。
次の会議でこの案を話し、さらに
私「だれか習字の先生で書いてくれそうな人知りませんか?」
担当者「社長、習字の先生に頼むより、豊岡市出石町出身の女流書道家の川尾朋子さんに頼まれたらどうですか?」
私「恥ずかしながら存じ上げないのですが?」
担当者「NHKの大河ドラマ八重の桜のオープニング映像を手がけられたりとても有名な方ですよ」
私「それはすごい方ですね!お知り合いですか?」
担当者「……なんとか頼める方がいないか探してみます」
それから色々な方々のご尽力のおかげで川尾先生に繋がり快くお引き受けいただきました。
下記、川尾先生のオフィシャルサイトです
そして作っていただいた作品がこちらです。
見た瞬間の気持ちはうまく伝えきれません。感無量といいますか?満足感一杯といいますか?大きな仕事がゴールに近づいた気がしました。
画竜点睛ということわざがありますが、まさにこの看板によってお店が完成した気がしました。
後日談ですが、グランドオープンの前日に出石町の花屋さんが花を届けにきてくれました。
なんと川尾先生からのお花でした。それもお世辞抜きに素敵な花だったので感激しました。
でももっとびっくりしたのはその花屋さんの言葉でした。
花屋さん「ここの看板、妹が書いたとすぐわかりました」
私「えっ妹さん???」
なんと川尾先生のご実家は花屋さんだったのです。
川尾先生はお兄さんにここに花を届けてと言伝られたそうです。
こんなご縁を頂いていろいろな方々に感謝です。
みなさんありがとうございました。
nishida
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