社長の西田正樹です。
CREEZANの JETTERシリーズ、ULTIMATEシリーズ に使われている革は肉厚でありながらソフトな風合いを醸し出す上質なシュリンクレザーです。これを鞣して原皮から革に仕立てて頂いたのは兵庫県たつの市のタンナー、中嶋皮革工業所さんです。
最初の企画の段階ではイタリアの革も候補に挙がっていました。確かにイタリアのタンナーの技術は素晴らしいものがあり,革の風合いも一味違います。けれども価格に様々な余計なコストが乗っかってくるのです。
例えば、関税、海外から運ばれてくる輸送費、仲立ちをしてくれるエージェントさんの費用等々。
最終単価が工場だし価格の2倍近くになることも...
では、その余計なコストを革に使ってもっと良いものを...と出した今回の結論が Made In Japan.
中嶋皮革工業所さんに実際に訪問してみて職人さんの生の声を聴けたこともきっかけだったかもしれません。
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代表の中嶋さん
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皮から革を作る職業のことをタンナーと言います。動物の皮そのものは血液や毛がついた状態です。そのまの状態では腐敗していきます。それを防ぐために、塩漬けまたは乾燥処理をしたものが原皮と呼ばれています。
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塩漬け原皮
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石灰漬けといわれる工程は、皮に付着している血液や汚物などを取り除き、脱水された水分を補い生皮の状態に戻します。石灰乳に浸漬しアルカリによって皮のコラーゲン繊維をほぐし、毛、脂肪、表面層を分解除去し皮革独特の柔軟性を取り戻します。
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石灰漬け
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鞣しの工程は鞣剤を皮に浸透させコラーゲン繊維と結合させることで、耐熱性・耐久性を与えます。この段階で皮から革へと変化します。
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鞣し
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染色
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バタ振り
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ミーリング(空打ち)
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乾燥
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兵庫県南部のたつの市で鞣された革が北部の豊岡市で鞄に作り上げられました。
日本の革職人と鞄職人の思いと技術が詰まったバッグです。
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“CREEZAN” Made In Japan の誇りを胸に...
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向かって左 筆者 右 香田さん
nishida
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