ULTIMATEの使い心地 (ツインポケット ショルダーバッグ)-3-

本サイトでコラムを書いているライターの井上です。

カメラ好きの視点でULTIMATEシリーズのインプレッションをあれこれ感じるままに書かせていただいております。今回もTWIN POCKET SHOULDERについて。

あちこちへTWIN POCKET SHOULDERを持ち歩いているのですけれど、打ち合わせなどの行く先々で、帰り際に声をかけられることが多いんです。ひとまず仕事の対話は終了したその刹那、個人的な興味を抑えきれない様子で「それはどこのバッグですか?」と尋ねられるパターン。これこれしかじかとクリーザンについて短くまとめて説明をするとフムフムと納得してくれて、すかさず「それ、いい色ですね」とカラーに関する感想を返してくれる人が約8割。このバッグ、かなり高確率で色覚に訴えかけているようです。

もちろん革製品に詳しい相手だと、シュリンクレザーのシボに異常な程に興味を持って、手触りのよさなんかも褒めてくれたりします。すなわちこの皮革素材あっての色の印象なのは確かなのですが、いずれにしても最初に感想を語ってくれるのは色味について。ULTIMATEシリーズではオークと名付けられた落ち着いた色感が、あちこちで評判です。

ulti
本日は、東京・文京区は本郷界隈にある事務所で打ち合わせ。案の定、帰りしなにカバンの色がいいですねと褒められていい気分。ULTIMATEシリーズはライカなどレンジファインダーカメラを使う方々を想定してデザインされたカメラバッグではありますが、TWIN POCKET SHOULDERはクラシカルなマニュアルフォーカスの一眼レフも良く似合うと思います。容量も余裕があるので仕事に使う文房具などのアイテムにカメラをプラスして持ち歩けるのもポイント。でもA4の書類は横にしてポケットに収納することはできませんので、封筒などに入れて手で持つことになります。

次の目的地に向かうまで少々余裕があったので、大学のキャンパス内にあるベンチで資料を読んでいると、建物に秋の日差しが当たっていい雰囲気です。しっかりした構造の古い建築物を背景にしても、まったく動じることのない存在感がTWIN POCKET SHOULDERにはあります。作りたての新製品なのに、タイムレスな雰囲気。この色は、どこか懐かしいようで新しさもあるからこそ、多くの人が気にしてくれるのではないでしょうか。

ULTIMATE TWIN POCKET SHOULDER

リンク:
http://www.creezan.com/collection/ultimate/twin-pocket-shoulder.html

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ガンダーラ 井上

ガンダーラ 井上

ライター。1964年 東京・日本橋生まれ。早稲田大学社会科学部卒。松下電器(現パナソニック)宣伝事業部に13年間務める。在職中から腕時計やカメラの収集に血道をあげ、2002年に独立し「monoマガジン」「BRUTUS」「Pen」「日本カメラ」「ENGINE」などの雑誌やウェブの世界を泳ぎ回る。著作「人生に必要な30の腕時計」(岩波書店)「ツァイス&フォクトレンダーの作り方」(玄光社)など。
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