ファッション、歴史的文化遺産、カソリック聖地・・・ すべての道はローマに通ず!を体感した3日間

 

5月27日から30日まで、Gucci Cruise2020コレクションショウ取材のため、イタリアはローマまで足を運んできました。今回のブログでは、ローマの旅をお届けします。

珍しくローマなのに、雲が多く、ときおり雨模様の空でしたが、日本とは異なり湿気も少なく過ごしやすい気候でした。

ショッピング街の目抜き通りコルソ通りから少し入ったところのSinger Palace Hotel に滞在しました。屋上のベランダから初日の朝にパチリ。

この日の午前は、Gucciのクリエイティブディレクター、Alessandro Micheleのおすすめスポットを周るという旅程。最初に行ったのがSanta Marta Al Collegio Angelica。もとは教会であり修道院だったそうですが、いまは、歴史的文化遺産の劇画やフレスコ画の修復工房として使われています。フレスコ画をどのように修復するのか、などの工程までばっちり教えてくれます。

そして、こちらのフレスコ画のどの部分を修復したか、みなさんわかりますか?? そんな風に、修復箇所もみせてもらったりでした。

次に出向いたのが、Biblioteca Angelicaです。

世界最古の図書館と言われる場所で、本の多くがラテン語などで記されていました。

通常は立ち入り禁止の場所で、ローマ市民しか使用できない図書館だそうです。

エジプトから届いた古書もあったりで・・・

全体的に本の背表紙の色が揃っているので、図書館全体がとても荘厳な雰囲気に包まれていました。

2階にも昇らせてもらいました。

次に向かったのがAntica Liberia Cascianelliというアンティーク屋。
こちらに向かう理由は、本日の招待状をもらいに、でした。
招待状をもらいにお店に出向く、というアクティビティが面白いですよね。

このオレンジの紙に包まれているのが招待状。とはいっても古書に本日のショウ会場の判がおされたものです。古書はハードブック、レザーブック、紙のものといろんなものがありました。

こんな感じです。

招待状をいただいた後、ショウ開始までの自由時間にスペイン広場まで散歩しました。
オードリー・ヘプバーンの映画『ローマの休日』とは程遠く、人だらけ!でした。

目ぬき通りを一本入ると、道にテーブルが広がるイタリアらしい風景が広がります。

道路には馬車も走っています

さて、散策も終わりホテルへ戻って準備OK。いざ、ショウへ。

ショウ会場となったのはカピトリーニ美術館。館内からは古代ローマ時代の遺跡、世界遺産のフォロ・ロマーノが見下ろせました。

ショウ会場を歩いて行くと、広場に面した場所に大勢の人だかり。
みなさんのお目当は、韓流スターEXOのKAIくんでした。

もちろん毎回KAIくんをパパラッチしてはinstagramで拡散していますが、
今回もKAIくんの目線ありのショットをパチリ。

そのあとのインスタグラムは、あっという間に2400人のいいね!がつき、204人のファンからのお礼の書き込みがありました。

サー・エルトン・ジョンもいらしてました。

会場には、垂れ幕が。ここに書かれてあることは『唯一私の興味をそそるのは大昔のローマ帝国時代だった。それは昔の世界だったから。それは今もう存在しない世界だから』。

このスローガンの通り、昔の世界を今のファッションで体現しているようなモデルたち。ローマ帝国時代を現代風に再現したのでした。

翌日、出発までの時間をつかってバチカン美術館へ。
ここには、タペストリーの部屋や、地図だけが飾られた部屋などいろんな間を通り、


ラファエルの絵が描かれたラファエロの間、へ。
素晴らしいフレスコ画がいくつも描かれていました。

特に印象に残ったのがこちらの『聖体の議論』です。

上部に天界、下部に地上、そしてイエス・キリストの足元には鳩が描かれ、中央の縦軸を上から見ると、神、イエス・キリスト、鳩と並び、三位一体を描いているそうです。

イエス・キリストの右側には、洗礼者ヨハネ、
イエス・キリストの左側には、聖母マリア
天界の一番右側から、聖パウロ、アブラハム、聖マタイ、モーゼ、聖ラウレンティウス、ユダ・マカバイ
天界の一番左側から聖ペトロ、アダム、福音書記者ヨハネ、ダビデ、聖スファヌス、預言者エレミア

が描かれています。

『聖体の議論』の反対側に描かれたのが、『アテネの学堂』です。
こちらには古代ギリシャを舞台に、学者や哲学者、数学者たちが描かれています。

中央のピンクの布地を巻いているのがプラトン、青い布地はアリストテレス
左のほうの前身カーキ色の布地で描かれているのがソクラテス、
手前で頬づえをついている紫の布地がヘラクレイトス、さらに左に書物を読み耽っている髪の薄い男性がピタゴラス。他にも多くの古代ギリシャの哲学者や医学者が描かれているそうです。

絵が横に広くて、きっちり撮りきれていないのですが、この右側の黒いベレー帽。ぎりぎり写っているのが、ラファエロ本人だそうです!!

バチカン美術館の大トリ、システィーナ礼拝堂へ向かう長い廊下には、近代芸術、ローマ教皇やマリアとイエス・キリスト、教会などカソリックに関係する作品がたくさん飾られています。

晩年、カソリックの洗礼をうけたレオナール・フジタ。

Paul Klee

Wassily Kandinsky

Girogio de Chirico

Francis Bacon
長い回廊を抜けて、最後にたどり着いたシスティーナ礼拝堂。
ローマ教皇を選出するコンクラーヴェの会場でもあり、カソリックの聖地ともいえる礼拝堂内は写真厳禁でしたので、お見せするものがないのですが、厳かな空間が広がる素晴らしい礼拝堂でした。

祭壇にはミケランジェロの『最後の審判』、横の壁面にはボッティチェッリのフレスコ画が描かれていました。

最後、バチカンを出る際の螺旋階段に萌えました。

田中 杏子 • 2019年6月5日


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