コロナ騒ぎの中、決行したパリコレクション取材。 いつも以上に思い出深い渡航でした。

 

 

 

みなさま、いかがお過ごしですか?

私は先日、パリコレクションより帰国いたしました。
コロナ騒ぎが欧米に飛び火したあとでしたが、そんなに騒ぎになっていたなかったこともあり、パリコレクション取材を決行したのですが、出発前日に北イタリアでコロナ騒ぎが大きくなり、ミラノコレクション最終日のGiorgio Armaniが無観客ショウを行い冷や汗でパリへ渡航しました。

こちらの写真は、Thom Browneのときの1ショット。
右からAMIAYA、SHEN、マドモアゼルユリア、私です。

渡仏前はアジア人蔑視とかあるかなと不安でしたが、パリに着くと、いつもと変わらない様子でひと安心。ミラノコレクションを終えたジャーナリストやバイヤーたちが一斉にパリに入り、いつも通りにパリコレクションはスタートしたわけですが、唯一、中国系のジャーナリストやバイヤー、顧客、セレブリティはひとりも見かけませんでした。

今回、記憶に残ったショウをいくつか。
Maison Margiela

こちらは新しいライン「リチクラ・コレクション」を発表したMaison Margielaですが、リチクラとはリサイクル、アップサイクル、レプリカを意味する造語だそうで、サステナブル、STGBsが当たり前になったファッション業界が次に目指すべき方向性を指し示したそうです。コレクションはすべて、ヴィンテージショップや古着屋で見つけてきたもので、それを解体して、新しい服として仕上げた、ということ。新しくものを生み出すのではなく、すでにあるものから新しいものを生む、という考え方だそうです。


不完全をパーフェクトに仕上げていくさまが、才能たる所以でしょうか。

Off-White c/o Virgil Abloh
いろんな意味で話題作りに長けているヴァージル 率いるオフホワイト。
彼の生み出した次シーズンも、不完全さを完全に仕上げているようです。

今井美桜ちゃんが、LOEWEのショウにきていました。
コロナ騒ぎで大変なのに、偉いな〜〜。

ファッションと遊ぶことを楽しむ、というのをテーマにしたLOEWEも秀逸でした。陶芸家の桑田拓郎さんとのコラボレーションもあり、クラフトをコレクションへ持ち込むという新しいアプローチでした。

いつものメンバー、秋元梢ちゃんとマドモアゼルユリアも登場。
こちらはリックオーエンスのショウ会場にて。

アンダーカバーの娘でモデルの高橋ららも参加です。

なんといっても印象的だったのがBALENCIAGA。
良くみてください。前列の椅子が水に埋まっているような会場です。
地球温暖化がここまで悪化して、会場そのものが浸水している、という設定なのです。そこを、水面を蹴りながらモデルが闊歩していきます。

しかも天井に設置された大画面モニターには、地球創世記から現在にいたるまでを映し出し、それが水面に反射していて大迫力なのです。

映像の最後は、グーグルアースから地球を俯瞰して撮影したような、人の家や現在の文化、文明が脈々と映し出されていきました。

浸水していく会場で、それでもショウは続いていて、それでもショウをみている、という設定が、いまのコロナ騒ぎとオーバーラップして、なんだかそわそわした気分になりました。アーティスィック・ディレクターのデムナ・ヴァザリアのクリエイションはいつも、印象が強く圧巻です。

ちなみに私は、ショウ3日目から、会場ではマスク必須で挑んでいました。

マスクを着用する習慣がなく、マスクをしない欧米人の中にいて、極めて目立っており、外のパパラッチ隊に写真を撮られることも多かったです。こちらはPhil Ohさん撮影で、vogue worldオンラインに出ていたそうです。

次回も、第二弾のパリコレ速報を送ります。
みなさまも、お身体ご自愛くださいね!

9ree3 • 2020年3月16日


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