ファッションの源流を見た、パリGALLIERA美術館にて開催中の「Margiela展」。

 

 

みなさま、こんにちは。Numéro TOKYOというファッション雑誌の編集長を務めております田中杏子です。月に一度、私の思うことをこちらのブログにてしたためることになりました。どうぞ、よろしくお願いいたします。

仕事柄、パリやNY、ミラノを始めLA、韓国、タイ、中国といろんな場所に旅に行きます。旅先では、ファッションショウを見たりブランドが開催するイベントに参加したりするのが仕事のひとつなのですが、時間がある際にはエキシビションやショッピング、その町ならではの旧市街に足を運び旅の醍醐味を味わっています。そんな旅最前線より、面白いと思ったモノ、コト、ヒトを紹介して参ります!!!

今回はパリコレまっただ中のちょっとした空き時間に足を運んだ、7月15日まで開催されているガリエラ宮モード&コスチューム博物館にて開催の『Margiela』展をご紹介します。

ベルギーはアントワープから彗星のごとく現れ、ファッションの新しい価値基準や美意識を次から次へと打ち立て、ファッション史に名を残し、自らの名前を冠にしたブランドだけを残し、あっさりと業界を去ったマルタン・マルジェラ。


その彼が1989年から2009年まで手がけたデザインやクリエイション、当時のショウの様子やデザインスケッチなど、新時代を築いた足跡がずらりと並び、どこを切ってもクリエイティブのオンパレードです。その秀逸具合はファッション業界に一石を投じ、新しい概念を生み出し、今も尚語り継がれています。

21世紀になった今日でもまったく色褪せていないアバンギャルドなアプローチは、当時のみならず新時代のファッションの源流すべてがそこにあるのでは?と思うほど。マルジェラファンはもちろんのこと、ファッション業界に身を置く人はぜひとも足を運んでみてください。必ず満足しますからね。

またマルタン・マルジェラがメゾン・エルメスのデザイナーだった頃に焦点を当てた『Margiela,The Hermès Years』展も、3月22日より9月2日までパリ装飾美術館にて開催されていますので、そちらもぜひご高覧ください。

田中 杏子 • 2018年4月3日